妊娠10週目の時に血液検査を受けたのですが、病院を出てから低血糖になってしまい、地下鉄で倒れました。。。その時に心配したジェントルマンが救急車を呼んでくれたので、金額にビビりながらも救命に行ったお話です。
お金の心配>>>自分の体調 = 怒られた
その日は朝一番の診察だったので、時間がなくてリンゴを1つだけ食べて病院に向かいました。注射2本分ぐらいの血液を採り、サクッと終了。
少し休んで会社に行こっかー、なんつって夫と地下鉄に乗るとなんだか具合がおかしい。吐き気もするし、頭も痛いし、なんだか視界も狭くなってきた~と思ってたら、いつの間にか地下鉄の中で倒れてました。
目が覚めたら駅のホームで夫に抱えられ、まわりは出勤途中の方々が心配そうな面持ち。彼が「彼女は妊娠中」と説明したら、皆さんお水やリンゴ、ミカン、スナックなどたくさんくれる。泣 特に女性は自分の妊娠時を思い出して共感してくれて、いろいろいただきました。
こんな時に優しいニューヨーカーたち、大好きだぁぁぁぁ!
男性は心配性?
ただ、一番心配してくれたジェントルマンが911(日本の119番)に電話してくれて、「今救急車が来るからね!」と。
え、アメリカの救急車って100万ぐらいするよね!?やばい!!と朦朧としながら心配する私。
救急隊員がホームまで下りてきて具合とか聞いてくれるんだけど正直それどころじゃないw とにかく車内で詳しい検査をすることになり、まずは駅の横に停めてある車で血圧検査と軽い問診を受けました。
問診後は提携先の病院に電話をつないで、まずは隊員から先生に病状を説明します。私はこのまま帰宅したいと希望。そうすると「この後病院に行かないなら同意書にサインが必要だから、まずは自分で『病院に行かない理由』を先生に説明して」ということで、「診察料も高そうだし早く家で休みたいから行かないです」と言ったらすっっっっごい怒られたw
この先生も男性で「自分一人の命じゃない。今は平気でもこの後何かあったらどうする?きちんと診てもらうべき」と詰め寄られ、夫も「たぶん保険効くから診てもらおうよ」と言ってくれ、「じゃあ行きます……」と説得されました。
一方、女性隊員は「私も妊娠中に倒れたけど、家でご飯食べて寝たら大丈夫だったよ。男はビビリね、ふふっ」と笑ってた。母は強い。
救急はドラマの世界
一番近かったMount Sinai Hospitalの救急に行くことになり、そこでもまた血液検査(血が足りないってのに)。待合ベッドでは先生が来るまで30分ぐらい待たされる…。トリアージ(治療の優先度)が一番低かったからですかねー(´・ω・`)
救急にはドラ◯グ中毒と思しきヤバそうな方々や、警察がウジャウジャ。ニューヨークで救急に運ばれてくるのはだいたい薬関係らしいです。マジでERの世界。
先生と看護師さんが入れ替わり立ち代わり、問診・エコー検査と色々やってくれて、その間もジャンジャン食べ物を持ってくる。申し訳ないけど、パンは美味しくなさそうだったのでヨーグルトだけいただきましたw
検査後も1時間ほど待たされ、いろいろ検査した結果はやはり低血糖(Low Blood Sugar)。朝食を食べてないのが全ての原因で、結局タンパク質と糖分をしっかり食べるように、という指示で終わりました。
元々は食べなかった私が悪いんだけど、3時間かけてコレかい!
低血糖とは、高血糖の逆で、血液中のブドウ糖が少なくなった状態のことを言います。基準としては、血糖値が60~70mg/dl以下の場合が低血糖とされています。原因として、糖尿病の治療に使われるインスリンの過剰投与、内服薬の使用量過多、食事摂取の不足、抗不整脈薬、アルコール摂取などの外因性の原因があります。 出典://www.nagayoku.com/columu/glucose/
とはいえエコーで赤ちゃんの状態も診てもらえたし、安心しました。夫にすごく心配させてしまって申し訳なかったです(´・ω・`)ゴメンヨー [ad]
肝心の会計は後日請求
アメリカの病院はその場で支払うということはほとんどありません。病院から保険会社に請求をして、カバーできなかった分だけ患者側に請求がきます。 しかもこの日の担当はレジが壊れているので概算金額もわからないというアバウトなオバちゃんだったので、後日送られてくる請求書を見るまでいくらになるか全く予想もつかず……。怖すぎるだろ…。
ドキドキの請求書の中身は?
では本日のメインイベント〜、請求書大公開!約一ヶ月後に郵送されてきた請求書がこちらです。じゃんっ。 ※血液検査はそれぞれヘモグロビンや白血球の数などを調べているようですが、間違ったことをお伝えするのは怖いのでざっくりと「血液検査」と書いています。
- 採血:$66.00
- 血液検査(1) : $130.00
- 血液検査(2) : $6.00
- 血液検査(3) : $96.00
- 医療サービス(1) : $483.00
- 医療サービス(2) : $600.00
- 救急サービス(1) : $1,600.00
- 救急サービス(2) : $510.00
- 心電図 : $321.00
- 心電図レポート : $35.00
- 医療サービス(たぶんエコー) : $106.00
- 医療サービス(たぶんエコー) : $221.00
- 救急車(走行費) : $34.00
- 救急車(医療サービス費) : $1,335.00
しめて5,543ドル。やっぱり乗らなきゃよかったあああああ!!! と思いきや、保険会社がカバーしてくれまして、支払ったのはコペイ(診察のたびに払う必要がある患者負担の診察費)の25ドルだけで済みました。 ビバ保険!ビバAetna!これからはしっかりご飯食べます!
まとめ
救急車は高い高いと聞いてましたが、さすがアメリカ。あー怖かった。妊婦の皆さん、ご飯はしっかり食べましょうね。この日以降、外出時は糖分補給のためにオレンジジュースを持ち歩くことになったRyo@nydewebdesignでした(´・ω・`)