日本・アメリカの出生届申請方法まとめ

書類申請
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無事に出産を終えたら、大事な出生届の申請が待っています!夫婦で大切に考えた名前がついに日の目を見る、ちょっとドキドキの瞬間でもありますよね(o・ω・o)

今回は日本・アメリカ両方の出生届の申請方法をまとめました。

日米両国籍の取得が可能

アメリカは出生地主義を採用しているため、両親がアメリカ人でなくてもアメリカで産まれた子どもはアメリカ国籍を取得することができます

アメリカ国籍を持っていれば進学・就職など今後をアメリカで過ごす場合に有利になりますので、せっかくアメリカで出産するのであればぜひとも取得しておきたいですよね。

※日本は二重国籍を認めていないため、22歳になる前にどちらかの国籍を選択する必要があります。

ちなみによく混同されますが、永住権(グリーンカード)はあくまでビザの一種で、アメリカ国籍とは関係ありません

申請の順番

まず日米どちらの国籍から申請すればいいのか?ということですが、アメリカ国籍の申請から行うのが普通です。

後述しますが、アメリカ国籍は出産後に病院でそのまま申請できることと、日本国籍の申請に「アメリカ国籍を保有している証明」が必要だからです。

アメリカ国籍の申請方法

多くの病院では、出産翌日に出生証明書 (Birth Certificate) とSSN (Social Security Number) の申請書類を係の人が持ってきてくれます。私が出産したマウントサイナイ病院でもそうでした。

記入項目は誕生日や名前、住所、電話番号など子ども・両親の基本情報が主で、難しいものはありません。

注意点としては

①書類を退院までに提出する必要があるため、事前に子どもの名前を決めておく。ミドルネームをつける場合は併せて決めておく。スペルも間違いのないように。

②自分たちのSSNを控えておく。(余談ですがアメリカってSSNを書く機会がすごく多いので、みんな9桁の番号を暗記してるんですよね…。私は最近やっと覚えました(;・∀・))

というところでしょうか。

ちなみに私は身長の欄(「□’ □□”」となってる)に「5’02″」と書くべきなのを「5’20″」と書いて夫に大爆笑されましたw これだと210cmになってしまう(;・∀・) そもそもインチの欄は12″が最大だし…。

書類を提出したら、あとはBirth CertificateとSSNカードが郵送されてくるのを待てばOKです。私たちの場合、Birth Certificateは産後約2週間、SSNカードは約1週間で届きました。意外と早い。

この二つが届けばアメリカ国籍の申請は完了です。

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日本国籍の申請方法

各州によって違うかもしれませんので、ニューヨーク州を例に取って説明しますね。

参考:在ニューヨーク日本国総領事館 出生届について

このHPに書いてある通りなんですが…必要書類(下記)をそろえて生後3ヶ月以内に申請する必要があります。(3ヶ月を過ぎると日本国籍を喪失しますのでご注意を!

  • 出生届 2通
  • 出生登録証明書 原本とそのコピー 2通(または医師作成の出生証明書)
  • 出生登録証明書の妙訳文 2通
  • 日本国籍を持つ父/母の旅券と米国での滞在資格が確認できるもの

出生届

日本語の出生届のことで、これ↓です。(以下、書類の写真は記入サンプル)

住所欄など記入方法がわからない所は空欄にして現場で教えてもらったほうが確実です。英語の住所を市、区、番地にするのもわかりづらいので。

間違えた場合は二重線+修正印で修正します。これも領事館の朱肉で拇印を押せばOKなので、焦って変に直すより現場で直すのがオススメです。

出生登録証明書

出生登録証明書は先のアメリカ国籍申請でゲットしたBirth Certificateのこと。つまりBirth Certificateがないと日本国籍の申請ができないので、必然的にアメリカ国籍の申請が先になります。

私は約2週間で送られてきましたが、遅れたり間違っていた場合に備えて病院でかかりつけ医に証明書を作成してもらいました。それがこちら。

諸事情で日本の戸籍発行を急ぎたい場合は、この医師作成の出産証明書があれば出産翌日でも申請できちゃいます

私は領事館に行く前日にちょうどオリジナルが郵送されてきたので両方持って行きました。その場合はオリジナルを優先して使うことになります。

<2018.6 追記>

いつの間にか医師作成の出産証明書は取り扱い中止となっていました。(教えてくださったKさん、ありがとうございます!)

Birth Certificateの到着を待ちましょう。

妙訳文

出生登録証明書の妙訳文はこれ↓です。

自分で記入し、翻訳者の欄に自分の名前を書けばOKです。

旅券・滞在資格の確認

旅券 = パスポート、滞在資格 = ビザです。

非移民ビザであればパスポートに貼付してあるはずなので、パスポートごと持って行きましょう。グリーンカードホルダーであればグリーンカードを。

両親ともに日本人の場合は、二人ぶんの旅券・滞在資格の確認が必要なので、お忘れなきよう。

書類は事前に揃えておく

産後は赤ちゃんのお世話で外出もままならず、領事館まで行くのも一苦労。

領事館に行けばわからないことの質問もでき、予備の用紙ももらえるので、一人で身軽なうちに全ての書類を直接取りに行くことをオススメします!(安静が必要など、外出が難しい場合は郵送で取り寄せ可能)

書類に不備がなければ、申請後約1ヶ月で日本の戸籍に登録されます。これで完了!

まとめ

出生届の申請をすると改めて「本当に産まれたんだなぁ」という実感が湧きました。

両親ともに日本人なのに息子はアメリカ国籍も持っているのが何とも不思議な気分ですが、これで将来の選択肢が少しでも広がれば親として嬉しいです♡

ではRyo@nydewebdesignでしたー!

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Ryo

海外育児情報ポータルサイト「セカイクジ」、オンラインサロン「NYおやこサロン」など運営。育児を楽しみながら面白いこともやっていきたいまったり起業家。Sandbox代表。アメリカはNJで2人の男子を育児中。

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