全く馴染みのなかった「割礼問題」について考える。

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アメリカで男児出産をするなら避けて通れない話題、「割礼」。日本では馴染みがない割礼ですが、アメリカでは出産前に夫婦の希望を決めておかないといけません。うちは既に男の子が確定しているのですが、日本人夫婦の私たちなりの考え方です。

※下ネタでは決してありませんが、性的な話も含むので苦手な方は気をつけてくださいねー(´・ω・`)

割礼とは?

英語ではcircumcision(サーカムシジョン)といいまして、

割礼とは、男性器の先端部分にある包皮を切除する手術を指す。『旧約聖書』に記述があることからユダヤ教、イスラム教では信仰の一環として行われている。キリスト教圏でも衛生上の理由などで行われている場合がある。また、アフリカ・オセアニアの諸民族などでは風習として割礼が行われている。

つまりは「先っぽの皮を切っちゃうよー」ということですね(´・ω・`)イテテテ

この「割礼問題」はアメリカでもよく議論になるのですが、なぜこんな痛そうなことを新生児にするかというと、①衛生的な問題②宗教的な問題③人種的な問題の3つに大きく分けられます。

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衛生的な問題

Mayo Clinicが提唱している医学的なメリットとしては、以下が挙げられています。

  1. より衛生的 (Easier Hygiene):常にコンニチワ状態なので、洗いやすい。
  2. 尿路感染症の低リスク化 (Decreased risk of urinary tract infections):尿路感染症になるリスクが低い。尿路感染症になると、のちのち腎臓系の病気に罹る可能性が高くなる。
  3. 性感染症の低リスク化 (Decreased risk of sexually transmitted infections):性感染症にかかるリスクが少なくなる。(コンドーム使用など安全な性行為が前提)
  4. 包茎防止 (Prevention of penile problems):割礼をしないと皮が邪魔で包茎になる人が可能性が高くなる。
  5. がん予防(Decreased risk of penile cancer):男性器ががんになるのは稀だが、割礼することでリスクが下がる。また割礼済みのパートナーがいる女性は子宮頸がんになるリスクが低いとされる。

まず1ですが、夫曰く「別に不便に思ったこともないし、病気になったこともない」と。日本人は毎日お風呂に入る習慣もあるし、夫から実践指導wが入るので問題ないかな?と思ってます。

2、3に関しては、先生(アメリカンチャイニーズ)曰く「この時代はどちらでも差はない」とのこと。医学も進歩してますし、これも毎日洗えばクリアできそうですね。

4は「そうだったら考えれば?」ということで、決着w こればっかりは育ってみないと分かりませんのでねー。

5はしっかりした医学的エビデンスもないので重視してません。

割礼のデメリット

アメリカ内でももちろん反対派がいます。参考までにIntact Americaという割礼反対団体が提唱する10のデメリットがこちら。

  1. 慣習としての割礼には医学的根拠がない(there is no medical reason for “routine” circumcision of baby boys)
  2. 包茎は障害ではない (the foreskin is not a birth defect)
  3. もし女の子だったらしていないはず (you wouldn’t circumcise your baby girl) 
  4. 子供はしてほしくないと思っている(your baby does not want to be circumcised)
  5. 子供の性器の一部を切除するのは痛くて危険、害がある(removing part of a baby’s penis is painful, risky, and harmful)
  6. 時代は変わっている(times and attitudes have changed)
  7. 医学先進国では行わない (most medically advanced nations do not circumcise baby boys)
  8. 割礼しなくてもケアは簡単である (caring for and cleaning the foreskin is easy)
  9. 割礼はHIVや他の病気の予防にならない(circumcision does not prevent HIV or other diseases)
  10. 文化・地域・親の好みによって、子供の同意なしに健康体を傷つけるべきではない (children should be protected from permanent bodily alteration inflicted on them without their consent in the name of culture, religion, profit, or parental preference)

これ以外にも、たま〜に切りすぎちゃうとか手術の時にばい菌が入るとか失敗例もあるようなので、メリット・デメリットをじゅうぶん比較した上で決めたほうがいいです。

宗教的な問題

国別の男性割礼人口の割合を表したマップです。青が0-20%、黄色が20%-80%、オレンジが80%以上です。出典://who.int/hiv/pub/malecircumcision/en/

by_country

元々はユダヤ教&イスラム教で行われる儀式なので、やはり中東と東南アジアのイスラム圏の割合が高いですね。アフリカは衛生的な問題もあるようです。続いて北米とオーストラリア。アジアとヨーロッパ、中南米は軒並み低いです。(意外と韓国が高い)

衛生環境が良くなった現代でも昔から続く風習は簡単には変わりませんし、宗教観は育った環境で大きく変わります。私は無宗教ときどき仏教ですが信仰は自由だと思っているし、特にニューヨークはいろんな人がいるので各々の考え方かな〜と。

アメリカンチャイニーズの先生(宗教は不明)2人のうち、1人はお子さんの割礼をして、もう1人はしてないと言ってたので、やはりパートナーとの考え方次第ですね。

人種的な問題

少し古いデータですが、これはアメリカ国内の人種別の割礼人口の割合。2002年のCircumcision Information and Resource Pagesによると白人が圧倒的に多く、黒人が続きます。やはりユダヤ教、クリスチャンの人が白人に多いからですね。

by_race

それを裏付けるように、白人の割合が高い中西部では確かに割礼済みの人が多くなります。(青が濃いほど割合が高い)中西部で大学時代を過ごした夫によると確かに友達もしてた、と。出典:Wikipedia

by_state

やはり周りがしている環境だと、していない子がいじめられたり彼女にドン引きされるということも起こるようです。Sex and the Cityでもシャーロットが初めて割礼してない彼を見てびっくりするシーンがありましたよねー。「シャーペイ犬みたいにシワシワ」とか言われて可哀想…(´・ω・`)

まぁこれも将来彼女ができたら考えようということで、決着w 

実際、アメリカ人男性同士でもけっこうセンシティブな話題らしく、してる・してないなんて滅多なことがなければ聞かないらしいです。(そりゃそーだ)

温泉に行って見せ合う(?)機会もないし、多民族なエリアに住んでいれば割礼を理由にいじめられることもないかなーと楽観的に考えてます。人種的ないじめはあるかもしれないけど…

結論

ということで、うちでは「割礼はしない」という結論に達しました。もし子供が将来したいと言えばさせますが、切ったものは戻らないので、自分で後悔しない選択をしてくれればと思います。

※これから検索する方、いろいろ調べているとうっかり手術の写真とか出てくるので気をつけてくださいw

ではRyo@nydewebdesignでしたー♪

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Ryo

海外育児情報ポータルサイト「セカイクジ」、オンラインサロン「NYおやこサロン」など運営。育児を楽しみながら面白いこともやっていきたいバーチャル起業家。Sandbox代表。アメリカはNJで2人の男子を育児中。

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