こんにちは!Ryoです。
最近は数時間であれば息子を夫に任せて、友人と夜ご飯に出かけたり、美容院に行ったりできるようになりました 🙂
どんなに子供が可愛くても自分の時間も大切だし、少しはリフレッシュしたいと思うのが人間。母親である前に、自分が追い詰められてしまっては元も子もありません。
私が子供を夫に預けている間、授乳は液体ミルクを使っています。これのおかげで私は安心して子供を任せられますし、夫も手間がなく楽ちんなようです。もちろん外出時も活躍しています。
その液体ミルクについて、先の熊本地震で話題になった時からいろいろと思うこともあり、このたび液体ミルクの個人販売を始めることを決めました。
液体ミルクの現状
古くは阪神淡路大震災、東日本大震災、そして熊本地震。大きな地震が起きるたびに話題となってきた乳児用液体ミルク。
日本では厚生労働省による規制(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)がネックとなり、液体ミルクが国内販売できないという問題になっていることは、妊娠中・育児中の方なら周知の事実だと思います。
里田まいさんのブログでも注目されました。
お恥ずかしながら私自身、東日本大震災の時は結婚もしておらず将来子供をもつ可能性についても考えていなかったので、こういった話題があったことも気づきませんでした。
ですが当事者となると、急に妊娠・子供に関するニュースが目に入りやすくなります。保育園不足、育休問題、虐待、貧困…。日本はなんて育児に対するネガティブな話題で溢れている国なんだろうと悲しくなりました。
個人の力で、しかも海外にいては限界があります。
保育園は作れない。育児制度を整えた会社も作れない。虐待がなくなるように一軒ずつ回ることもできない。
でもアメリカで簡単に手に入る液体ミルクを個人販売することならできるのでは?と思い、今回の決断に至りました。
2016/10/29追記
政府や東京都が動き始め、国内での液体ミルク製造に向けてようやく動き出しましたね。「やればできるじゃん、さっさとやれよ(´Д`)」というのが正直な感想ですがw、別に私が個人販売しなくとも日本で普通に手に入るようになれば言うことありません。
日本の皆さまでも簡単に手に入るようになる日が一日も早く来ることを切実に願っています。
2018/8/7追記
ついに国内での製造が認められるようになりましたねー!

流通は早くても2019年以降ということですが…これで少しでも育児に対するオプションが増え、そして災害時に困る親御さん、赤ちゃんが減れば嬉しいなと思います。
あとは製造に前向きに取り組んでくださる国内メーカーが現れればベストですが、このままだと海外メーカー品を輸入するのが先になりそう…(゜-゜)ウーン
Amazonでの高値販売
とはいえ、日本で液体ミルクが手に入らないかというと、そうではありません。Amazonをはじめ、いくつかの小売店が既に液体ミルクを輸入販売しています。
大手メーカーAptamilの200ml入りのボトルが12本入りで11,800円。36本入りで25,000円。一番安く買えても、1本あたり約700円もします。これではなかなか手が届かないのも無理ありません。
それでも輸送費や人件費、多いとはいえないニーズを考えればこの値段設定は仕方がないようにも思えます。
“液体ミルクがある”という安心感
しかし実際に液体ミルクを使っている身としては、これがあれば
- 夜中の授乳・自分の不在の間の授乳を家族に任せられる
- 外出時もたくさんの荷物を持ち歩く必要がない
というメリットがあり、自分ひとりの外出も子連れの外出も、かなり心理的ハードルが下がると思うのです。
授乳室があればそこで授乳すればいい。でももし見つからなかったら?
自分がいない間は安価な粉ミルクを使えばいい。でも家族がミルクを作ったことがなかったら?
子供が泣いている間、少し待ってもらえばいい。でも待ち時間なく夜中にミルクをあげられるとしたら?
そんな育児の負担と心配を少しでも軽くしてあげられるのが液体ミルクの価値だと思うのです。
使えるのは有事の際だけではない
液体ミルクを普段使いにするには、どうしても値段が高いです。アメリカでさえ、毎日使っている人はほとんどいません。
しかしちょっとしたお出かけや、夜中の授乳で一週間のうち一回だけでも液体ミルクが使えたらどうでしょう?少し育児が楽になると思いませんか?
普段忙しくてなかなか育児に参加できないお父さんも、フタを開けるだけで飲ませられるミルクがあれば楽だと思いませんか?
毎日じゃなくていいんです。少しでいいんです。
自分が実際に育児をしてみて、赤ちゃんを育てるというのは本当に大変だとわかりました。自分の時間がない、というのはこういうことか!と。それでもブログが書ける時間を確保できるだけ、まだマシなのかもしれませんが(;・∀・)
自分のペースがやっと掴めてきた今。どの程度需要があるか予想できませんが、日本で子育てしている方の手助けになれれば!という想いから、液体ミルクの個人販売を始めることにしました。
お詫び
と、ここまで偉そうに色々書いたのですが、2016年10月に初めてのご注文をいただき発送作業をしたところ、液体の発送には通常の倍以上の送料がかかることが発覚しました。
少ないロットではどうしても日本のAmazonの価格に対抗することができず、取扱商品を59ml x 48本の1種類に変更しました。
色々と試行錯誤中なのでまた価格の改訂や取扱商品の変更があるかもしれません。
自分の予測が甘く、思ったより安い価格で提供することができずに心苦しいのですがご理解いただけると嬉しいです。
取扱商品 ※2016/10/6価格変更しました
下記の1種類のみを取り扱います。SimilacはAbbot Nutritionという会社から販売されているミルクブランドで、里田まいさんがブログで紹介していたのもSimilacでしたね。
出産時に病院がくれたサンプルがSimilacでしたので、私も愛用しています。
Similac 新生児用 (59ml)
<対象年齢> 新生児〜12ヶ月
<内容> 59mlボトル x 8本入り・乳首1つ x 6パック/計48本
<値段> 169ドル(70ドル+アメリカから日本への送料99ドル)
成分 (2016/9/29追記)
成分を知りたいというお問い合わせをいただいたので、追記します。
主な成分
水・脱脂粉乳・ラクトース・高オレイン酸ベニバナ油・大豆油・ガラクトオリゴ糖・ココナッツ油・濃縮ホエーたんぱく質
※遺伝子組み換え食品不使用
0.5%以下含む成分
DHA*・ARA**・βカロテン・ルテイン・リコピン・アスコルビン酸・大豆レシチン・モノグリセリド・クエン酸カリウム・炭酸カリウム・塩化カリウム・カラギーナン・硫酸鉄・塩化マグネシウム・塩化コリン・酒石酸コリン・タウリン・イノシトール・リン酸カルシウム・リン酸亜鉛・塩化カリウム・酢酸d-αトコフェロール・ナイアシンアミド・パントテン酸カルシウム・L-カルニチン・ビタミンA・硫酸銅・チアミン塩化物塩酸塩・リボフラビン(ビタミンB2)・塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)・葉酸・硫酸マンガン・フィロキノン(ビタミンK1)・ビオチン・セレン酸ナトリウム・ビタミンD3・シアノコバラミン(ビタミンB12)・塩・水酸化カリウム・ヌクレオチド
※DHA*はC Cohnil Oil、ARA**はM Alpina Oilという化学有機溶剤から抽出されたもので、母乳の成分に近づけるため、多くの粉ミルク・液体ミルクに配合されています。この成分に対し、アメリカでは下痢・吐き気・脱水症状・消化器系の痛みを訴えたお子様の症例が数例報告されていますが、2016年9月現在では副作用のラベル表示義務はありません。(私の息子含め、そのような症状が起こったお子様は周りではおりません)
注意点
ガラクトース血症のお子様は、ミルク成分に含まれている乳糖の分解ができないためご使用いただけません。ご注意ください。
注文方法
メールアドレス happyformulany[@]gmail.com([@]は@に変更してください)もしくはTwitter@nydewebdesignのDMからご注文ください。
お名前や発送先などは注文が確定してから伺います。ご質問だけでもお気軽に問い合わせてください^^
お支払い方法
お支払はPayPalのみ承ります。銀行振込やクレジットカード払いは対応致しかねますのでご了承ください。
おことわり
1) 値段設定は今後変更となる可能性があります。注文してくださる方の数によって、値段に還元できるかもしれません。
2) アメリカから直接発送しますが、到着まで2週間〜1ヶ月程度かかる可能性があります。
野望
本当は日本国内で液体ミルクが製造できたら一番いいんですけどね。
Change.orgで末永恵理さんが署名活動を行っていますが、まだ道のりは遠いのでは?と思います。(私も署名しましたよ!)
もし興味のある畜産農家さん、メーカーさんがいればお声がけください!一緒に造りましょう!!
まとめ
一人でも多くの方に液体ミルクの便利さを知ってもらえたら嬉しいです♫合言葉は#happyformulanyです♡
ではRyo@nydewebdesignでしたー!